『1日1分で人生が変わる おなかもみ上げ』ブックレビュー
『1日1分で人生が変わる おなかもみ上げ』
著:永井峻
昔から胃腸が弱く、持病も多いのぎぽです。
胃痛腹痛は割と日常。
自粛生活や環境変化のストレスからか、最近不調が続き、
「少しでも腹具合が良くなったらいいなぁ~」と藁にも縋る思いで手に取ったこちらの本。
おなかの調子を整える、もみ上げの方法を書いた本。
かと思いきや、それだけではなかった。
前半は、あらゆる不調はおなかからきている!というおなかの大切さやメカニズムについて。
肩こり腰痛から自律神経まで、おなかはあらゆる不調と深い関りがあるんですね。
メインとなるおなかもみ上げはとっても簡単。
自分のおなかって、普段あまり意識して触ることないですよね。
こんなに硬くて痛いところがあるのかと気付くと、これはケアしなければと実感できました。
個人差があると思いますが、ケア後は呼吸が楽になる感覚があります。
後半は効果を上げるケア方法やメリットに加え、予防術も豊富。
今ある不調だけでなく、これから先自分で調子をみてケアしていけるように、継続の大切さについても丁寧に説明されています。
全編を通して難しい専門用語はなく、真摯に実直に、体(患者さん)に向き合っており、
とっても親しみやすく読みやすい内容です。
体について、頭と心について、
人生について、QOLについて、
自分らしさについて、幸せについて。
おなかを通じて広く深く、人に寄り添って考えられた、著者の哲学書であり愛のこもったメッセージ。
特にエピローグは著者の強い熱意に溢れており、そんな風に感じられる一冊でした。